中垣 隆雄(早稲田大学)・古山 通久(物質・材料研究機構)・山田 秀尚(地球環境産業技術研究機構)・高橋 伸英(信州大学) |
温室効果ガス(GHG)排出80%削減という2050年目標に向けた技術オプションとイノベーションに対する関心が高まる中、化学工学会戦略推進センター次世代エネルギー社会検討委員会において、産業部門の超低炭素化のカギとなる鉄鋼・化学産業に着目し、鉄鋼協会との連携も含め、検討を進めてきた。今年度は部会横断型の研究会としてCCUS研究会も発足した。本シンポジウムは次世代エネルギー社会検討委員会とCCUS研究会の合同シンポジウムとして企画し、GHG排出の大幅削減に向けた論点とその中でのCCUS技術の位置づけを展望してみたい。
第1部 産業部門からのGHG排出大幅削減の可能性と課題
第1部では、GHG排出80%削減に向けたエネルギー需給の姿や、鉄鋼業の超低炭素化のための従来の延長線上にはない製鉄プロセスなどについて考える。
第2部 CCUS技術の社会実装に向けた課題の俯瞰的整理
第2部では、CO2の回収、利用、固定化技術の開発動向など幅広い講演を踏まえ、CCUS技術のGHG排出削減への寄与や、課題と道筋について議論する。
シンポジウム番号・講演分類番号一覧
化学工学会 第85年会