企画紹介
各種企画のご紹介です。順次更新します。
ライブ配信併用セッション、一般公開シンポジウムの一覧を冒頭に掲載しています。
ライブ配信併用セッション
一般公開シンポジウム一覧
化学工学ビジョンシンポジウム (SV)
- SV-1 第17回 化学工学ビジョンシンポジウム - 2036年のビジョン実現に向けて II
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オーガナイザー: 小野 努(岡山大学)・下山 裕介(東京科学大学)・井上 元(九州大学)・植松 隆史(花王(株))・金 尚弘(東京農工大学)・笘居 高明(東北大学)・二宮 航(三菱ケミカル(株))・花田 汐理(三井化学(株))・日出間 るり(名古屋大学)・松田 圭悟(名古屋大学)・吉宗 美紀(産業技術総合研究所)・若林 里衣(九州大学)・渡邉 哲(京都大学)
化学工学会創立100周年となる2036年に向けたビジョン『化学工学会VISION 2036』が2024年3月に発表されました。これからはどのようにしてこのビジョンを実現していくかを会員の皆さんと考えていくことが大事になります。そこで本シンポジウムでは,同ビジョンに関連する招待講演を通じて様々な視点からビジョン実現に向けたアクションを考えるヒントを得ることを目的としていますので,皆さんのご意見や反応が何よりも重要です。奮ってご参加ください。
特別シンポジウム (SP)
- SP-1 [特別シンポジウム] 2050年 カーボンニュートラルへの道 [一般公開シンポジウム]
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オーガナイザー: 今井 博文(出光興産(株))・久保田 伸彦((株)IHI)・古山 通久(信州大学)・辻 佳子(東京大学)・中垣 隆雄(早稲田大学)・新美 雄太郎(三井住友信託銀行(株))・福島 康裕(東北大学)
カーボンニュートラルの達成のためには、どんな社会にすべきかを検討・設計し、必要なプロセスを想定し、適切な要素技術を求めていく必要があります。化学工学会では地域産業および地域コミュニティとの連携強化により具体的なケーススタディ、カーボンニュートラルに必要な技術や学問体系の展開・深化の検討を進めております。
2020年3月以降、年会、秋季大会ごとに開催しております本シンポジウムですが、今回も、エネルギー・環境イノベーションとその社会実装について、会期前日の3月16日(月)午後、招待講演、依頼講演、パネルディスカッションを実施いたします。今回は、「カーボンインディペンデンス(炭素自立)ビジョン4.0:CO2排出削減が困難な産業の循環経済への変革」の公表、および、経済性評価、ビジョン実現を推進するための方法について議論したいと思います。
参加費無料の一般公開シンポジウムとなりますので、化学工学が挑む未来社会について多くのみなさまとともに語り、この活動を通じて学会全体の分野融合研究の推進と学術の発展に貢献することを期待しています。
なお、翌17日(火)午後には、現地会場にて、ポスターセッションを実施いたします。カーボンニュートラルに関する技術開発・普及・実装、産業・社会の変革、評価方法など、幅広い領域の発表と議論を期待しております。発表をご希望の方は、P-1に講演申込みを行ってください。
- SP-2 [特別シンポジウム] 化学工学分野におけるスタートアップの可能性
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オーガナイザー: 井上 元(九州大学)・ 岡 弘樹(東北大学)・北川 尚美(東北大学)・後藤 雅宏(九州大学)・古山 通久(信州大学)・所 千晴(早稲田大学)・野間 円(東京大学エッジキャピタルパートナーズ)・松田 圭悟(名古屋大学)
持続的な経済成長の推進役として、スタートアップに大きな期待がかかっています。政府は2022年を「スタートアップ創出元年」と位置付け、イノベーションの鍵となるスタートアップを5年で10倍に増やすことをめざし、スタートアップ育成5か年計画をまとめました。
特に、社会の根深い課題を先端的な技術で解決するディープテックスタートアップに対する期待が高まっています。ディープテックスタートアップは、製品上市まで長期間が必要となり、開発に必要な資本も一桁以上大きく、研究開発人材と経営人材のミスマッチ、研究開発人材と出資者とのディスコミュニケーション、など様々な課題に直面します。
本シンポジウムでは、スタートアップを取り巻く人財の課題、事業会社のオープンイノベーションへの取り組み、アカデミア発スタートアップの起業の課題、アカデミア発スタートアップの成長への挑戦などについて講演を頂戴する予定です。ディープテックのシーズをもつアカデミアの人材の集まる場である化学工学会の立場から、スタートアップを創出し、社会を変えていく可能性について議論します。
- SP-3 [特別シンポジウム] SDGs達成に向けた札幌宣言の実行 - プラスチック資源循環に向けた行動変容と新たな価値の創造 - [一般公開シンポジウム]
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オーガナイザー: 藤岡 沙都子(慶應義塾大学)・山本 光夫(東京大学)・宮武 正人((株)レゾナック・ホールディングス)・天沢 逸里(早稲田大学)・兵法 彩(東京都市大学)
現代社会において欠かせないプラスチックは、今もなお使い捨てが主流であり、様々な環境問題を引き起こしています。本シンポジウムでは、プラスチックの資源循環に向けた契機を探るべく、過去から現在に至るまで、プラスチックに関わる産業界の取り組みをご紹介いただきます。さらに、企業と消費者の行動変容に向けて、ワークショップ形式で資源循環に資する価値を議論します。
国際シンポジウム (SK)
- SK-1 Process Science for Nanomaterials Design
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Organizers: Yoko Akira(Tohoku Univ.)・Shoji Eita(Tohoku Univ.)・Matsuda Hiroyuki(Nihon Univ.)・Yamashita Yoshiyuki(TUAT)・Ogi Takashi(Hiroshima Univ.)・Watanabe Satoshi(Kyoto Univ.)
国際シンポジウム (K)
- K-1 Cutting-Edge Technology in Chemical Reaction Engineering for Future
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Organizers: Sotowa Ken-Ichiro(Kyoto Univ.)・Nakasaka Yuta(Hokkaido Univ.)・Maki Taisuke(Kyoto Univ.)
This session focuses on research and development of chemical reaction engineering for the innovation of chemical processes. We will invite Prof. Yiming Mo from Zhejiang University (2025 Winner of The SCEJ Award for Outstanding Asian Researcher and Engineer) and some outstanding researchers.
- K-2 Advanced Separation Process Technology in Asia
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Organizers: Takaba Hiromitsu(Kogakuin Univ.)・Nakagawa Keizo(Kobe Univ.)
Separation processes are fundamental to chemical engineering and play a critical role in a wide range of industrial applications. This symposium highlights the latest advancements in separation process technologies, featuring cutting-edge research conducted by emerging young researchers in Asia.
- K-3 Advances in Theories and Models Around Process Systems Engineering
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Organizers: Fukushima Yasuhiro(Tohoku Univ.)・Kataoka Sho(AIST)
In this symposium, advances in theories and models around process systems engineering will be presented. The aim is to take this opportunity to rethink the boundaries of chemical engineering and the connections with other established and emerging research fields.
- K-4 Recent Research and Development of Technology for Physical Properties and Supercritical Fluid 2026
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Organizers: Sato Takafumi(Utsunomiya Univ.)・Yamada Hidetaka(Kanazawa Univ.)・Shimoyama Yusuke(Science Tokyo)・Kawanami Hajime(AIST/Univ. of Tsukuba)・Suzuki Shogo(Albion)・Makino Takashi(AIST)・Tomai Takaaki(Tohoku Univ.)・Fujii Tatsuya(AIST)・Hoshina Takaaki(Nihon Univ.)・Osada Mitsumasa(Shinshu Univ.)・Watanabe Masaru(Tohoku Univ.)・Matsuda Hiroyuki(Nihon Univ.)・Hiraga Yuya(Tohoku Univ.)・Murakami Yuya(Shizuoka Univ.)・Ushiki Ikuo(Hiroshima Univ.)・Kuroki Nahoko(Ochanomizu Univ.)
Supercritical fluids and their properties are becoming increasingly important for sustainable societal development, with a growing range of practical applications. This symposium will highlight recent research and advances in utilising these unique properties in manufacturing. Leading researchers from around the world will present the latest trends and developments in this rapidly evolving field, demonstrating how supercritical fluids' remarkable properties enable innovative manufacturing processes. Presentations at this symposium will be 30 minutes long, including 5-minute question period.
- K-5 Asia-Pacific Conference on Mixing : Relaunch Symposium
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Organizers: Komoda Yoshiyuki(Kobe Univ.)・Ohmura Naoto(Kobe Univ.)・Masuda Hayato(Osaka Metroporitan Univ.)・ Misumi Ryuta(Yokohama Nat. Univ.)・Takenaka Katsuhide(Sumitomo Heavy Industries Process Equipment)
The Asian Conference on Mixing will be expanded to the Asia-Pacific Conference on Mixing, with the aim of rebuilding the network of mixing researchers in the Asia-Pacific region and redefining the target of mixing research. Prior to the conference's restart, this symposium aims to provide a platform for rebuilding international networks and for discussing multidisciplinary collaboration with mixing as a core technology.
- K-6 Title to be determined
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Organizers: Kumita Mikio (Kanazawa Univ.)・Otomo Junichiro (Science Tokyo)・Tsujiguchi Takuya (Kanazawa Univ.)
化学産業技術フォーラム (F)
産業セッション (SS)
- SS-1 プラスチックケミカルリサイクルの現状と課題 〜サーキュラーエコノミー社会実現に向けて〜
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オーガナイザー: 杉山 征輝(花王(株))・大保 忠司((株)荏原製作所)・柴本 寛子(三井化学(株))
持続可能なサーキュラーエコノミー社会の実現には、焼却によるサーマルリサイクルだけに頼らない、資源循環型プラスチックリサイクル技術が必須です。日本国内でも埋立て・焼却に代わるプラスチックリサイクル技術として、世界に先駆けて各種ケミカルリサイクルやマテリアルリサイクル技術の開発が進められています。本セッションでは、プラスチックケミカルリサイクルによる資源循環型社会実現に向けた国内外の動向と、国内での取組の現状・課題について紹介します。
- SS-2 2050年カーボンニュートラル、2030年の社会実装を目指した水素への取り組み(仮)
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オーガナイザー: 田岸 未来子(富士電機(株))・前田 治彦(住友ベークライト(株))・大原 宏明((株)IHI)
(仮)2050年カーボンニュートラルを達成するため、再生可能エネルギーとして水素・アンモニアが期待されており、2030年には技術の社会普及が始まる。このような社会動向の中、いち早くエネルギーとして開発が進む水素に的を絞り、技術開発の最前線を紹介する。講演後に講演者とのオンサイト名刺交換会を実施します。
- SS-3 化学工学人材育成の現在地:大学・企業・学会の視点から(仮)
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オーガナイザー: 松岡 亮((株)神戸製鋼所)・花光 泰造(東洋エンジニアリング(株))・藤原 稔康(佐竹マルチミクス(株))
(仮)本セッションは、化学工学分野における人材育成の現状と課題について、大学・企業・学会の三者の視点から共有し,今後の議論のきっかけを作ることを目的とします。
- SS-4 化学業界が拓く新しい資源循環社会 〜技術革新と新たなサプライチェーンの構築〜
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オーガナイザー: 宮木 宏尚(ミヤキ/東レ経営研究所)・為本 吉彦((株)三菱総合研究所)・塩尻 進(住友化学(株))・松田 順(元千代田化工/元綜研化学)
- SS-5 化学産業DXの実践 ─ AIとデジタルツインで創る未来の現場
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オーガナイザー: 豊田 倶透((株)カネカ)・荒 智博(千代田化工建設(株))・北田 敏夫(旭化成(株))
本セッションでは、化学産業におけるAIやデジタルツインなど、先端技術の実際の活用事例を紹介し、現場実装における課題や今後の展望を共有します。また、デジタルイノベーション(DX)による、操業効率の最大化、持続的成長、競争力強化をどのように実現できるかについて意見交換します。
- SS-6 CCSの動向と化学産業の挑戦(仮)
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オーガナイザー: 久米 基永(日揮グローバル(株))・渡部 純士(三菱ケミカル(株))・小泉 裕右((株)レゾナック)・赤池 昌彦(綜研テクニックス(株))・本間 友基(月島機械(株))
(仮)CCS(CO2回収・貯留)は先進的CCS事業が採択されるなど、近年事業化に向けての動きが加速しています。本セッションでは、CCS(CO2回収・貯留)の政策と国際動向を紹介し、各企業のCO2回収技術に関する最新技術情報や取り組みを紹介します。
- SS-7 エネルギーの未来を拓く:産学官の挑戦と展望(仮)
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オーガナイザー: 巨勢 丈裕(AGC(株))・井上 朋也((株)中化学日本総合研究所)・山本 一己(SCE・Net)・岡部 和弘(SCE・Net)・林 和弘(SCE・Net)・根本 源太郎(大川原化工機(株))
(仮)本講演会では、産業界・学術界・官公庁の第一線で活躍する専門家による講演を通じて、エネルギー政策・技術・制度の最新動向を俯瞰します。国内外の政策比較や革新的技術の展望を通じて、持続可能なエネルギー社会の構築に向けた多角的な視点を提供します。
化学産業技術フォーラム (HC)
- HC-11 ダイバーシティフォーラム [一般公開シンポジウム]
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オーガナイザー: 熊切 泉(山口大学)・吉宗 美紀(産業技術総合研究所)・今村 維克(岡山大学)・三谷 誠(化学工学会)
化学工学関連分野で優れた技術や研究業績をあげた女性に贈る女性賞の受賞講演を行います。
- HC-12 CCUS検討委員会シンポジウム [一般公開シンポジウム]
委員会企画(ポスター) (P)
- P-1 2050年 カーボンニュートラルへの道(ポスター)
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オーガナイザー: 今井 博文(出光興産(株))・久保田 伸彦((株)IHI)・古山 通久(信州大学)・辻 佳子(東京大学)・中垣 隆雄(早稲田大学)・新美 雄太郎(三井住友信託銀行(株))・福島 康裕(東北大学)
カーボンニュートラルの達成のためには、どんな社会にすべきかを検討・設計し、必要なプロセスを想定し、適切な要素技術を求めていく必要があります。化学工学会では地域産業および地域コミュニティとの連携強化により具体的なケーススタディ、カーボンニュートラルに必要な技術や学問体系の展開・深化の検討を進めております。
2020年3月以降、年会、秋季大会ごとに開催しております本シンポジウムですが、今回は、会期前日の3月16日(月)午後にSP-1として実施する、招待講演、依頼講演、パネルディスカッションに加え、翌17日(火)午後にP-1として、現地会場にてポスターセッションを実施いたします。カーボンニュートラルに関する技術開発・普及・実装、産業・社会の変革、評価方法など、幅広い領域の発表と議論を期待しております。発表をご希望の方はP-1に講演申込みを行ってください。
なお、学生会員による優秀な発表には賞を贈呈します。
本部・支部企画 (HQ)
- HQ-21 若手研究者が考える未来の化学工学研究
オーガナイザー: 増田 勇人(大阪公立大学)・谷野 翔平((株)カネカ)
全国で活躍する様々な分野の若手の研究者・技術者にお集まりいただき、ポスター形式でリラックスした雰囲気で研究・技術紹介と意見交換を行います。最新の研究や現場での応用など幅広い話題を提供し、未来の化学工学研究を、次世代を担う若手が活力にあふれた発想に基づいて発信していきます。さらには、研究者・技術者同士のコネクションづくりにも役立つ場を提供します。
部会企画・その他 (X)
- X-51 粒子・流体プロセス部会セミナー
オーガナイザー: 島田 直樹(住友化学(株))・水田 敬(鹿児島大学)・仁志 和彦(千葉工業大学)
粒子・流体プロセス部会の各賞の表彰式および受賞講演です。
- X-52 熱エネルギー技術の統合によるCO2削減への挑戦
オーガナイザー: 埜上 洋(東北大学)・鎌田 美志(高砂熱学工業(株))・須網 暁(岐阜大学)
CO2排出量削減の問題からエネルギー創出,利用における様々な研究開発が活発に行われています.エネルギー形態の一つである熱エネルギーは産業,民生において必要不可欠であるものの,貯蔵や輸送が非常に困難であり,低温の熱については利用されことなく捨てられています.このような状況においては熱効率の向上だけではなく,未利用の熱を無駄なく利用する手法やプロセス,またマネージメント技術を開発することもCO2排出削減において重要となっています.そこで本シンポジウムでは,サーマルサーキットなどの熱利用プロセスや熱マネージメント技術,高効率熱利用に関するシンポジウムを開催し,熱利用に関する積極的な討論を行います.
化学工学会第91年会実行委員会
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