Last Update: 2023-03-06 19:02:40

特別シンポジウム

特別シンポジウム

SP-1 2050年 カーボンニュートラルへの道

3月14日(火) 13:00〜17:20 Z会場 (プログラム)


SP-1ご紹介チラシ
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主催組織
(公社)化学工学会
地域連携カーボンニュートラル推進委員会
戦略推進センター 次世代エネルギー社会検討委員会
戦略推進センター CCUS検討委員会
戦略推進センター 社会実装学研究会
共催
戦略推進センター SDGs検討委員会
触媒学会
協賛
後援
オーガナイザー
甘蔗 寂樹(東京大学)
久保田 伸彦((株)IHI)
古山 通久(信州大学)
辻 佳子(東京大学)
中垣 隆雄(早稲田大学)
福島 康裕(東北大学)
山田 秀尚(金沢大学)
カーボンニュートラルの達成のためには、どんな社会にすべきかを検討・設計し、必要なプロセスを想定し、適切な要素技術を求めていく必要であります。化学工学会では地域産業および地域コミュニティとの連携強化により具体的なケーススタディ、カーボンニュートラルに必要な技術や学問体系の展開・深化の検討を進めております。
2020年3月以降、年会、秋季大会ごとに開催しております本シンポジウムですが、今回も、エネルギー・環境イノベーションとその社会実装について、会期前日の3月14日午後、招待講演、依頼講演、パネルディスカッションを実施いたします。炭素源として、廃棄物、森林バイオマス、CO2がございますが、それらを化学品や燃料転換していく上で、地域、日本、地球全体をバウンダリと設定した場合に、どのように最適化していくべきかを議論していきたいと思います。
なお、会期中、各講演に対する双方向のコメントのやりとりも可能です。参加費無料の一般公開シンポジウムとなりますので、化学工学が挑む未来社会について多くのみなさまとともに語り、この活動を通じて学会全体の分野融合研究の推進と学術の発展に貢献することを期待しています。
※一般公開企画(SP-1, SP-2, HC-11)のみに参加される方は、無料で聴講いただけます。こちらから申し込みください。
プログラム
[依頼講演] 持続可能な炭素循環型社会を目指して
(東京大学) 辻 佳子 氏
[招待講演] 広島県における産学官連携によるCCU の取組について
(広島県) 諏訪 努 氏
[依頼講演] リサイクル困難な廃棄物の熱源・炭素源としてのコンビナートでの高効率利用
(国立環境研究所) 藤井 実 氏
[依頼講演] 炭酸塩鉱物化による二酸化炭素の有効利用・固定化技術
(東北大学) 飯塚 淳 氏
[招待講演] SAFへの期待と課題、国産化への取り組みと製造技術
(出光興産) 今井 博文 氏
[依頼講演] 持続可能な森林資源のライフサイクル思考
(東京大学) 鈴木 綾 氏・ 兼松 祐一郎 氏・ 兵法 彩 氏・ 菊池 康紀 氏
パネル討論
ファシリテーター: (金沢大学) 山田 秀尚 氏
パネリスト:      ご講演者および
(日揮ホールディングス) 植村 文香 氏
閉会挨拶
SP-2 化学工学分野におけるスタートアップの可能性

3月16日(木) 13:00〜17:40 Z会場 (プログラム)

共催
早稲田大学理工学術院総合研究所
オーガナイザー
所 千晴(早稲田大学/東京大学)
北川 尚美(東北大学)
後藤 雅宏(九州大学)
西山 憲和(大阪大学)
松田 圭悟(山形大学)
古山 通久((株)X-Scientia/ヴェルヌクリスタル(株)/
(株)マテリアルイノベーションつくば/信州大学)
 持続的な経済成長の推進役として、スタートアップに掛かる期待は大きい。政府は2022年を「スタートアップ創出元年」と位置付け、年末までに5か年計画をまとめ、イノベーションの鍵となるスタートアップを5年で10倍に増やすと宣言しました。岸田総理は7月には、長野県軽井沢町で行われた経団連の会合で講演し、起業や新たな事業の立ち上げ、いわゆる「スタートアップ」への支援を強化するため、新たに「スタートアップ担当大臣」を任命する考えを表明しました。
 このような中、IT技術を活用するテック系スタートアップだけでなく、社会の根深い課題を先端的な技術で解決するディープテックスタートアップに対する期待が高まっています。通常のスタートアップは数か月の開発サイクルで数年での上市、5年程度でのIPOやM&Aでのエグジットを目指します。これに対してディープテックスタートアップは、製品上市まで長期間が必要となり、開発に必要な資本も一桁以上大きく、研究開発人材と経営人材のミスマッチ、研究開発人材と出資者とのディスコミュニケーション、など様々な課題に直面します。
 ディープテックのシーズをもつアカデミアの人材の集まる場である化学工学会の立場から、スタートアップを創出し、社会を変えていく可能性について議論すべく本シンポジウムを企画いたしました。
※一般公開企画(SP-1, SP-2, HC-11)のみに参加される方は、無料で聴講いただけます。こちらから申し込みください。
プログラム
[招待講演] 我が国のディープテック・スタートアップエコシステム構築に向けた挑戦
(日本総合研究所) 東 博暢 氏
[招待講演] 日本のディープテックスタートアップの可能性
(Plug and Play Japan) 新井 成実 氏・ 大久保 迅太 氏
[招待講演] つくばにおけるスタートアップエコシステム
(つくば市) 屋代 知行 氏
[招待講演] 住友商事が挑戦するオープン・イノベーション・ラボ「MIRAI LAB PALETTE」
(住友商事) 鎌北 雛乃 氏
[依頼講演] 東北大発革新技術で未利用資源を食品・化粧品・燃料にかえる〜資源循環型社会の実現へ〜
(ファイトケミカルプロダクツ) 加藤 牧子 氏
[依頼講演] 注射不要の世界を目指して―次世代経皮デリバリー技術―
(NOVIGO Pharma) 後藤 雅宏 氏
[依頼講演] 結晶育成技術で安全・安心な水を世界に
(ヴェルヌクリスタル) 田中 厚志 氏
[依頼講演] 秒速蓄電デバイスで実現する超スマート社会
(マテリアルイノベーションつくば) 唐 捷 氏
パネルディスカッション:社会実装を進める選択肢としてのスタートアップと化学工学分野の可能性
司会: (信州大学) 古山 通久 氏
SP-3 SDGs達成に向けた札幌宣言の実行 −ありたい未来社会のための化学工学−

3月17日(金) 13:00〜17:00 X会場 (プログラム)

主催
戦略推進センター SDGs検討委員会
共催
地域連携カーボンニュートラル推進委員会
男女共同参画委員会
協賛
日本化学工業協会
新化学技術推進協会
後援
日本学術会議
オーガナイザー
野田 優(早稲田大学)
木村 雅晴(住友化学(株))
饗場 聡((一社)日本化学工業協会)
藤岡 沙都子(慶應義塾大学)
天沢 逸里(東京大学)
 化学工学会では,2019年9月に札幌で開催されたAPCChE2019において『国連持続可能な開発目標(SDGs)に関する宣言−人々の「健康,安心,幸福」のための化学工学−』と題する札幌宣言を発表しました。SDGsを共有ビジョンとし,EfficiencyからSufficiencyへ,効率性を追い求める社会から充足性を感じられる社会への変革に向けて,化学工学者が,化学工学と関連する技術の進歩を通して,人々のウェルビーイングの推進へ貢献することを第一の目的とします。
 この札幌宣言の実現に向けて,これまでの秋季大会や年会において「多様な分野の協働で実現するサーキュラーエコノミー」「安全な水への化学工学の貢献」,そして「多様な人材が活躍する未来の化学工場」といった宣言に含まれる内容に関連したテーマでシンポジウムを開催し,全員参加型のグループ討議も行い,学会内外の方々と議論を深めてきました。
 今回の年会シンポジウムでは,札幌宣言の共有ビジョンである「EfficiencyからSufficiencyへ,効率性を追い求める社会から充足性を感じられる社会への変革」について、SDGs検討委員会のメンバーで取り組んだ活動の成果をテーマとして取り上げます。活動の成果は、具体的には①EfficiencyとSufficiencyは対立する概念ではなく、Efficiency + Sufficiencyであること。②技術者は「ユーザー(=社会の構成員)と一緒に社会づくりを進めている」認識が必要であり、③地域毎に何を必要としているか(解決すべき社会課題)を勘案して、それに対して「既存の技術が適合するか」、「適合技術が無いならどんな技術が必要なのか」を考えることが重要であることを基本コンセプトとしてまとめました。得られた基本コンセプトを題材に、他分野の人と議論し意見や考え方を融合して、札幌宣言の共有ビジョンを具現化し「ありたい未来社会のための化学工学」への道を探ることを目的とします。
プログラム
[依頼講演] 効率性と充足性を共に確保する研究開発を目指して
(住友化学) 木村 雅晴 氏・(日本化学工業協会)饗場 聡氏・(三井化学)八木 正氏・(東京大学)平尾 雅彦氏・(東北大学)阿尻 雅文氏
[招待講演] カーボンリサイクル政策
(経済産業省) 羽田 由美子 氏
[招待講演] 三井化学の組織横断的オープンラボラトリー活動“そざいの魅力ラボ(MOLp®)”
〜 研究者が自ら世の中に問く熱量コミュニケーション 〜
(三井化学) 宮下 友孝 氏
[展望講演] 石油化学からバイオマス化学へ〜多様性の包摂と活用〜
(三菱総合研究所) 小宮山 宏 氏
グループ討議
サマリー
ミキサー