Last Update: 2023-02-21 20:11:39
化学工学ビジョンシンポジウム
化学工学ビジョンシンポジウム
SV-1 第11回 化学工学ビジョンシンポジウム 「エネルギー・資源循環に貢献する化学工学」 -
3月15日(水) 13:00〜17:00 Z会場 (プログラム)
主催組織 戦略企画会議
2015年は振り返れば環境に関する大きな採択や発表が続いた年で,9月に国連サミットにてSDGs採択,11月に始まったCOPにてパリ協定採択,そして12月にEUがサーキュラー・エコノミーに関する政策パッケージを発表しています.日本でも2020年に日本政府より発表された「2050年カーボンニュートラル」宣言を契機に,経済と環境の好循環に繋げるための日本の新たな成長戦略として,カーボンニュートラルなど環境負荷低減に向けた取り組みが更に活発化し,サーキュラー・エコノミーに対する関心も少しずつ高まってきました.人類のWell-beingの向上,そして経済的成長は人類の疑いようのない目標ですが,その課程での環境負荷や資源消費を下げる「デカップリング」の重要性が広く認識されています.しかしながら,資源循環には輸送,回収,そして分離に少なからずエネルギーを要しますので,必ずしもカーボンニュートラルなど環境負荷低減との両立は容易ではありません.その両者のバランスをうまく最適化させ,俯瞰的に環境負荷や資源消費のデカップリングを達成することは,まさにシステム的思考を有する化学工学分野の出番であると考えられます.そこで本セッションでは,広くサーキュラー・エコノミーや資源循環,そしてそのために必要なエネルギー供給に対する取り組み例を紹介し,化学工学分野への期待を改めて議論します。多様な皆様の議論への参加と議論を期待します。オーガナイザー 所 千晴 (早稲田大学/東京大学) 西山 憲和 (大阪大学) 松方 正彦 (早稲田大学) 安井 誠 (千代田化工建設(株)) 神谷 秀博 (東京農工大学) 古山 通久 (信州大学)
3月15日(水) 午後
- プログラム(予定)
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- [招待講演] NEDOにおける資源循環技術開発の取組み
- (NEDO) 河合 駿氏・ 柳田 泰宏氏・ 今西 大介氏
- [依頼講演] プラスチック素材のトレーサビリティを可能にする資源循環プラットフォームの市場開発状況について
- (三井化学) 浜野 竜二氏
- [依頼講演] プラスチック資源循環促進法とプラスチック容器包装のリサイクル
- (プラ容器包装リサイクル推進協議会) 久保 直紀氏
- [依頼講演] レゾナック(旧昭和電工)のプラスチック原料化リサイクルKPR
- (レゾナック) 栗山 常吉氏
- [依頼講演] JEPLAN(旧日本環境設計)におけるケミカルリサイクリングへの取り組み
- (JEPLAN) 永松 茂樹氏
- [招待講演] 日本の水素・燃料電池関連の最新の取り組み状況
- (みずほリサーチ&テクノロジーズ) 山口 優太氏・ 米田 雅一氏
- [招待講演] How is Germany preparing for the hydrogen economy? - An overview of public research projects
- (ドイツ化学工学バイオ学会) Förster Andreas氏