企画紹介
各種企画のご紹介です。順次更新します。
ライブ配信併用セッションの一覧を冒頭に掲載しています。
ライブ配信併用セッション
- SV-1 第15回化学工学ビジョンシンポジウム 「2036年のビジョン実現に向けて」
- SP-1 [特別シンポジウム] 2050年 カーボンニュートラルへの道
- SP-2 [特別シンポジウム] 化学工学分野におけるスタートアップの可能性
- SP-3 [特別シンポジウム] SDGs達成に向けた札幌宣言の実行-持続可能で充足する食生活の探索
- K-1 Indo-Japan Joint Symposium on Chemical Engineering
- K-2 Systems Approach to Design of Sustainable and Intensified Processes
- K-3 Cutting-Edge Design of Structural and Functional Controls of Materials
- K-4 Canadian-Japanese Symposium on Renewable Energy and Materials
- K-5 Advanced Separation and Reaction in Asia
- SS-1 化学業界が拓く新しい資源循環社会 〜技術革新と新たなサプライチェーンの構築〜
- SS-2 生成AIの力で進化する化学産業
- SS-3 「化学関連産業の経営課題」 化学関連産業の中長期経営戦略を考える〜「ものづくり」から「価値づくり(付加価値獲得)」へ〜(仮題)
- SS-4 世界最先端のバイオエコノミー社会の実現へ〜未来へ繋ぐ日本のバイオものづくり〜
- SS-5 2030年、2050年を目指した水素・アンモニア製造への取り組み
- HC-11 ダイバーシティフォーラム
- HC-12 CCUS検討委員会シンポジウム
- IS-1 IChES 2025 一般研究発表
ビジョンシンポジウム (SV)
- SV-1 第15回 化学工学ビジョンシンポジウム 「2036年のビジョン実現に向けて」
オーガナイザー: 小野 努(岡山大学)・下山 裕介(東京科学大学)
化学工学会創立100周年となる2036年に向けたビジョン『化学工学会VISION 2036』が2024年3月に発表されました。これからはどのようにしてこのビジョンを実現していくかを会員の皆さんと考えていくことが大事になります。そこで本シンポジウムでは,同ビジョンに関連する招待講演を通じて様々な視点からビジョン実現に向けたアクションを考えるヒントを得ることを目的としていますので,皆さんのご意見や反応が何よりも重要です。奮ってご参加ください。
特別シンポジウム (SP)
- SP-1 [特別シンポジウム] 2050年 カーボンニュートラルへの道
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オーガナイザー: 辻 佳子(東京大学)・古山 通久(信州大学)・久保田 伸彦(IHI)・中垣 隆雄(早稲田大学)・藤井 実(国立環境研究所)・水口 能宏(日揮ホールディングス)
カーボンニュートラルの達成のためには、どんな社会にすべきかを検討・設計し、必要なプロセスを想定し、適切な要素技術を求めていく必要があります。化学工学会では地域産業および地域コミュニティとの連携強化により具体的なケーススタディ、カーボンニュートラルに必要な技術や学問体系の展開・深化の検討を進めております。
2020年3月以降、年会、秋季大会ごとに開催しております本シンポジウムですが、今回も、エネルギー・環境イノベーションとその社会実装について、会期前日の3月11日(火)午後、招待講演、依頼講演、パネルディスカッションを実施いたします。今回は、「カーボンインディペンデンス(炭素自立)ビジョン:CO2排出削減が困難な産業の循環経済への変革 ver.2」の公表、および、産業間連携について議論したいと思います。
なお、参加費無料の一般公開シンポジウムとなりますので、化学工学が挑む未来社会について多くのみなさまとともに語り、この活動を通じて学会全体の分野融合研究の推進と学術の発展に貢献することを期待しています。
- SP-2 [特別シンポジウム] 化学工学分野におけるスタートアップの可能性
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オーガナイザー: 杉山 弘和(東京大学)・所 千晴(早稲田大学)・後藤 雅宏(九州大学)・北川 尚美(東北大学)・松田 圭悟(名古屋大学)・古山 通久(信州大学)・岡 弘樹(東北大学)
持続的な経済成長の推進役として、スタートアップにかかる期待は大きい。政府は2022年を「スタートアップ創出元年」と位置付け、イノベーションの鍵となるスタートアップを5年で10倍に増やすことをめざし、5か年計画をまとめました。このような中、IT技術を活用するテック系スタートアップだけでなく、社会の根深い課題を先端的な技術で解決するディープテックスタートアップに対する期待が高まっています。テック系のスタートアップは数か月の開発サイクルで数年での上市、5年程度でのIPOやM&Aでのエグジットを目指します。これに対してディープテックスタートアップは、製品上市まで長期間が必要となり、開発に必要な資本も一桁以上大きく、研究開発人材と経営人材のミスマッチ、研究開発人材と出資者とのディスコミュニケーション、など様々な課題に直面します。本シンポジウムでは、スタートアップを取り巻く人財の課題、事業会社のオープンイノベーションへの取り組み、アカデミア発スタートアップの起業の課題、アカデミア発スタートアップの成長への挑戦などについて講演を頂戴する予定です。ディープテックのシーズをもつアカデミアの人材の集まる場である化学工学会の立場から、スタートアップを創出し、社会を変えていく可能性について議論します。
- SP-3 [特別シンポジウム] SDGs達成に向けた札幌宣言の実行-持続可能で充足する食生活の探索
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オーガナイザー: 天沢 逸里(早稲田大学)・飯野 福哉(国連工業開発機関(UNIDO))・兵法 彩(東京都市大学)
札幌宣言が目指す、人々の「健康、安心、幸福」を生活者視点から探索すべく、特に身近な「食生活」をテーマに、食の未来を講演と参加型ワークショップから描きます。講演では、食の持続可能性を実現しうる先端技術である培養肉から、従来からありつつも拡大が難しい昆虫食、そしてこれまでの食生活から食の「豊かさ」を探求するテーマまでカバーします。シンポジウム後半は、参加者とともに食生活の充足条件とサステイナブル化に向けた行動変容をテーマにワークショップを実施し、アクションに向けた契機を探ります。
国際シンポジウム (K)
- K-1 Indo-Japan Joint Symposium on Chemical Engineering
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Organizer: Nakamura Kazuho(Yokohama Nat. Univ.)
A joint symposium between IIChE and SCEJ. We invite researchers and industrial person from India to discuss the recent research topics and future prospects of chemical industry and chemical engineering research and education.
- K-2 Systems Approach to Design of Sustainable and Intensified Processes
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Organizers: Matsumoto Hideyuki(Science Tokyo)・Fukushima Yasuhiro(Tohoku Univ.)・Ohmura Naoto(Kobe Univ.)・Matsuda Keigo(Nagoya Univ.)・Horie Takafumi(Osaka Metro. Univ.)
This symposium focuses on methodology for design of sustainable and intensified processes with various spatiotemporal scales from molecular reactions to transport phenomena, process systems, and social systems. We invite Dr. Zong Yang Kong of Sunway University, who has won the Outstanding Asian Researcher and Engineer in SCEJ, as the keynote speaker for process intensification. And we will hold discussions on future direction of multiscale analysis and design through the invited talks by domestic and foreign researchers in the field of chemical engineering and process systems engineering.
- K-3 Cutting-Edge Design of Structural and Functional Controls of Materials
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Organizer: Ohashi Hidenori(TUAT)
This symposium focuses on the material design connected to the interfacial property. In the symposium, we invite a distinguished professor, Prof. Ho-Hsiu CHOU of National Tsing Hua University (NTHU), who has won "2024 SCEJ Award for Outstanding Asian Researcher and Engineer" for the keynote lecture of this symposium. We also invite active researchers related to the design, synthesis, characterization, and application of cutting-edge materials. We hope this symposium will be fruitful and contribute to the promotion of interdisciplinary research and establishment of international networks between researchers working in this field.
- K-4 Canadian-Japanese Symposium on Renewable Energy and Materials
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Organizers: Nishiyama Norikazu(Osaka Univ.)・Tago Teruoki(Science Tokyo)・Md. Azhar Uddin(Okayama Univ.)・Zheng, Ying(Western Univ.)・Dalai, Ajay(Univ. of Saskatchewan)・Fauteux-Lefebvre, Clemence(Univ. of Ottawa)
This is a collaborative forum designed to bring together experts and researchers to explore and discuss the latest advancements in chemical technology with a focus on green energy and materials for sustainability. This symposium emphasizes the integration of innovative chemical processes, environmentally friendly technologies and advanced materials for addressing global challenges in resources, green energy solutions and advanced materials. Key areas of interest for the symposium include, but are not limited to:
Reactions, materials and green and renewable energy, Catalytic and functional materials for energy innovations.
In this symposium, The SCEJ Award for Outstanding Asia Research Award lecture will be given by Prof. Minkee Choi (KAIST, South Korea) on heterogeneous catalysis, CO2 capture, zeolite and other porous material design.
- K-5 Advanced Separation and Reaction in Asia
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Organizers: Ohto Keisuke(Saga Univ.)・Kawakita Hidetaka(Saga Univ.)・Takaba Hiromitsu(Kogakuin Univ.)・Nakagawa Keizo(Kobe Univ.)
Separation and reaction are key technology in chemical engienering. This symposium includes the advanced engineering of material preparation, separation process, and other engineering by young Asian researcher.
化学産業技術フォーラム (F)
産業セッション (SS)
- SS-1 化学業界が拓く新しい資源循環社会 〜技術革新と新たなサプライチェーンの構築〜
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オーガナイザー: 中山 康(三井化学(株))・縣 亮介(三菱ケミカル(株))・後藤 修一((株)レゾナック)・花光 泰造(東洋エンジニアリング(株))・前田 治彦(住友ベークライト(株))・小川 智宏((株)神鋼環境ソリューション)・本間 友基(月島機械(株))・南雲 亮(名古屋工業大学)
これまで化学業界は人々の暮らしに快適さを提供するために、新たな製品や技術を次々に生み出してきましたが、昨今では資源の枯渇、エネルギー問題、環境問題など大きな影響を与えています。資源循環活動が進められていますが、このままのスピード感で本当に次の世代まで豊かな暮らしを繋ぐことはできるでしょうか。
本セッションでは、このような喫緊の課題に対して、化学業界ならではの技術開発を推進し、資源循環の新たなサプライチェーン構築を目指すチャレンジャーの最新動向を紹介します。
- SS-2 生成AIの力で進化する化学産業
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オーガナイザー: 久米 基永(日揮グローバル(株))・赤池 昌彦(綜研テクニックス(株))・廣田 淳一((株)カネカ)
生成AIは業務効率化、研究開発のスピード化、製造プロセスの最適化など化学産業にも大きな影響を与える可能性があります。本セッションでは生成AIが化学産業へ与える影響についてを考え、生成AIで進化する化学業界の事例を紹介します。
- SS-3 「化学関連産業の経営課題」 化学関連産業の中長期経営戦略を考える〜「ものづくり」から「価値づくり(付加価値獲得)」へ〜(仮題)
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オーガナイザー: 宮木 宏尚(ミヤキ/東レ経営研究所)・為本 吉彦((株)三菱総合研究所)・塩尻 進(住友化学(株))
- SS-4 世界最先端のバイオエコノミー社会の実現へ〜未来へ繋ぐ日本のバイオものづくり〜
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オーガナイザー: 今中 照雄((株)神鋼環境ソリューション)・杉山 征輝(花王(株))・下窪 敏(旭化成(株))
バイオものづくりは、石油(資源)代替、食料不足や環境汚染など地球規模での社会的課題の解決と、経済成長の両立を可能にできる分野であり、今後の大幅な市場拡大が見込まれています。
政府は2019年にバイオ戦略として『持続可能な製造法で素材や資材のバイオ化』を掲げ、昨今各種基金による補助事業を展開しています。
このセッションでは、これからのバイオものづくり革命の実現に向けた最先端企業の取組について紹介します。
- SS-5 2030年、2050年を目指した水素・アンモニア製造への取り組み
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オーガナイザー: 井上 賀貴(千代田化工建設(株))・高野 洋(富士電機(株))・大原 宏明((株)IHI)
2050年カーボンニュートラルを達成するため、再生可能エネルギーとして水素・アンモニアが期待されており、2030年には技術の社会普及が始まります。このような社会動向の中、エネルギーキャリアとして開発が進む水素、アンモニア、メチルシクロヘキサンの製造、利用に関して、技術開発の最前線を紹介します。
今回初めての取り組みとして、講演後に講演者とのオンサイト交流会を実施します。是非ご参加いただき活発な意見交換をお願いします。
委員会企画 (HC)
- HC-11 ダイバーシティフォーラム
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オーガナイザー: 宮崎 あかね(日本女子大学)・吉宗 美紀(産業技術総合研究所)・今村 維克(岡山大学)・三谷 誠(化学工学会)
産学界から講師を招き、男女共同参画に関して、ご自身の経験に基づいた講演を行います。併せて化学工学関連分野で優れた技術や研究業績をあげた女性に贈る女性賞の受賞講演を行います。その後「女性技術者の増加に対してどのような取り組みが必要か」をテーマに講演者の方を含めたパネラーによるパネルディスカッションを予定しています。
- HC-12 CCUS検討委員会シンポジウム
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オーガナイザー: 中垣 隆雄(早稲田大学)・高橋 伸英(信州大学)・山田 秀尚(金沢大学)・町田 洋(名古屋大学)
本部・支部企画 (HQ)
- HQ-21 若手研究者が考える未来の化学工学研究
オーガナイザー: 宮川 雅矢(工学院大学)
全国で活躍する様々な分野の若手の研究者・技術者にお集まりいただき、ポスター形式でリラックスした雰囲気で研究・技術紹介と意見交換を行います。最新の研究や現場での応用など幅広い話題を提供し、未来の化学工学研究を、次世代を担う若手が活力にあふれた発想に基づいて発信していきます。さらには、研究者・技術者同士のコネクションづくりにも役立つ場を提供します。
部会企画・その他 (X)
- X-51 粒子・流体プロセス部会セミナー
オーガナイザー: 島田 直樹(住友化学(株))・仁志 和彦(千葉工業大学)・水田 敬(鹿児島大学)・古川 陽輝(名古屋工業大学)・小林 大祐(東京電機大学)
粒子・流体プロセス部会の各賞の表彰式および受賞講演です。
- X-52 熱エネルギー技術の統合によるCO2削減への挑戦
オーガナイザー: 中曽 浩一(岡山大学)・朝熊 裕介(関西大学)・埜上 洋(東北大学)
CO2排出量削減の問題からエネルギー創出,利用における様々な研究開発が活発に行われています.エネルギー形態の一つである熱エネルギーは産業,民生において必要不可欠であるものの,貯蔵や輸送が非常に困難であり,低温の熱については利用されことなく捨てられています.このような状況においては熱効率の向上だけではなく,未利用の熱を無駄なく利用する手法やプロセス,またマネージメント技術を開発することもCO2排出削減において重要となっています.そこで本シンポジウムでは,サーマルサーキットなどの熱利用プロセスや熱マネージメント技術,高効率熱利用に関するシンポジウムを開催し,熱利用に関する積極的な討論を行います.
化学工学会第90年会実行委員会
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