市川 創作(筑波大学)・井上 孝司(ポッカサッポロフード&ビバレッジ(株)) |
食品はヒトが生きる糧であり、食資源の効率的で有効な加工技術は必要不可欠である。高齢化や生活習慣病などの様々な疾病による課題解決のため、健康の回復や維持・増進につながる食品の開発が求められている。また、世界的な気候変動やエネルギーの問題から安全な食品を安定に生産し、供給することも求められている。食品を取り巻くこれらの課題を解決するためには、食品産業技術が学際的な連携により進歩し、科学技術が深化する必要がある。AIやIoT、データサイエンスなどのエマージングテクノロジーを活用した学際的な研究開発などを進めることで、食品産業における様々な課題解決の端緒となる革新的な技術の創出が期待される。本シンポジウムでは、関連分野の最新の研究発表を受け、学際的な議論を行うことで、食品産業技術の新たな展開に貢献する。